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星のカービィ スターアライズ 感想

注意!

この記事は多少のネタバレを含みます!ネタバレが気になる人は「総評」のところまで見るようにしましょう。

 

今年の冬にポケモンの完全新作がSwitchで出るということで、Switchの購入を渋っていた僕も遂にSwitchの呪縛から逃れられなくなりました…

どうせSwitchを買うなら早く買った方がいい(そのほうが長く遊べる)ので、早速買ってきました。

一緒に買ったソフトはスマブラ…ではなく「星のカービィ スターアライズ」。

Switchのカービィ第1作目です。

この記事ではスターアライズの感想を垂れ流します。

 

総評

いや総評が先にあるのっておかしくない?って感じですけど、「詳しいことはいいから買うべきかどうか教えろ」って人が少なからずいると思ってるので先に総評を載せます。

買いましょう。以上。

 

評価

基本はカービィの伝統(?)に忠実なつくりになってると思います。

と言っても、最近のカービィによくあるように、作品特有の要素はあって、今回はそれが「フレンズ」という制度です。

どこからともなく取り出されたハートをザコ敵や中ボスに投げつけることによってそれらを仲間にすることができ、多人数でプレーする場合は2P以降はこのフレンズを操作するという制度です。

それに加えて、カービィWiiのようにデデデやメタナイト、バンダナワドルディを操作することもできます。(ちょっとそこら辺の融通が効かなくはなっているけど)

更に、アップデートを経て歴代のカービィのゲームに登場した仲間や敵たちも引き連れて冒険することもできるようになりました。

マルクが仲間になっても「パカッ」と割れてブラックホールを召喚する様子は不気味です。

BGMも新曲と懐かしい曲、アレンジ曲がいい塩梅で使われており、安定の良曲揃いだと思います。

ストーリー(と言ってもカービィのストーリーはそんなに入り組んだものでもないのですが)もちょっと今までにない感じで面白かったし、クリアした後の快感もなかなかでした。

僕が今回非常に気に入ったのは、敵キャラのデザインですかね。黒幕やその部下、そしてラスボス共に、デザインのコンセプトがきっちりしていると感じました。詳しくはこのあとの「個人的に言いたいこと」の項でネタバレマシマシでいいます。

ちょっと注意することがあるとすれば、フレンズを連れないと突破できない仕掛けばかりだというところですかね?今までのカービィと違って、全てカービィ一匹でクリアするということは絶対できないようになってます。必ずフレンズを連れて行かなければいけないため、ちょっと画面がごちゃごちゃするかな、とは感じました。

また、メインストーリーも少し短かったような気がします。これは僕の記憶に強く残っているのがWiiだからなのかもしれませんが……

まあこの点はアプデを経てそこそこ解消されているような気はしますね。今後もアプデとかあるんでしょうかね?

 

個人的に言いたいこと

この項では僕がこの記事を書いた理由とすら言える、ある敵キャラ達についての感想を、ネタバレを自重せずに書いておきます。できればプレイしてから見てほしいところですが…

 

 

 

さて。

 

三魔官シスターズ、最高じゃないですか?

 

いや最初に要塞ジャマハルダでフラン・キッスを見たとき声出ましたよ、「かわいい!」って。僕の中でのカービィのボスキャラのイメージは動植物か、禍々しい化け物か、メカメカしたロボみたいなやつかだったので、三魔官シスターズはかなり新鮮でした…

それぞれが氷、炎、雷を操る、っていうのもシンプルですが中二心をくすぐるし、それぞれの武器のデザインや笑い方もなかなかクる演出でかなり気に入りました。

しかもしゃべるし!フラン・キッスもフラン・ルージュもザン・パルルティザーヌもなかなかいい性格してるんですよねこれが…三魔官シスターズの出自とか、彼女たちがいかにしてハイネスのもとにつくようになったのかとか、彼女たちの日常とか、何かそういう話の収録された話がすっごい読みたいです。

少し(どころではないかな?)狂信者のきらいがある彼女たちですが、ハイネスのためにカービィに向かってくるその心意気は敵ながらあっぱれって感じでした。

異次元に飛ばされたハイネスをわざわざ探しにきて、カービィとの最終決戦に挑む際に、邪魔な相手ではなく立派な強敵であると認めたかのように呼び名を「ずんぐりピンク」から「星のカービィ」に変えたところとかかなりアツかったと思います。少年漫画かな?

戦って分かりあって和解する、何ていうのは難しいことだ、っていうのは承知の上ですが、最終決戦の末に彼女たちと和解し、フレンズになることができる、というのはやっぱり素直にいい結末だと思うし、ちょっとうるっと来ました。戦いが終わって、セリフもなくカービィたちを送り返すところとか、正気に戻ったハイネスを囲むところとか、カービィでここまで心動かされることはあるだろうかってくらいでしたね……

未プレイの人はぜひ買ってもらってこの三魔官シスターズと戦ってみてほしいと思います。

三魔官シスターズと言えばハイネスのことを語らずにはいられませんね?

ハイネスもまた歴代の黒幕の中では特に異質だと思いました。宗教をテーマにした敵ってカービィで扱うものなのか……となかなか驚いたし、戦闘前の不気味なマシンガントークや、第二形態になった時の姿の奇妙さには兄妹揃って「うわぁ……」ってなってましたね。

しかも三魔官シスターズの体を使ってフレンズころがりしてきたり、シスターズの体をハンマー代わりにしたりとなかなかえげつない戦闘方法……

しかしそのハイネスを三魔官シスターズが慕っていたのもまた真実。ハイネスとしては彼女たちを利用していただけなのかもしれないですが、すべてが終わった後のハイネスと三魔官シスターズの様子を見るとまあ、案外これからなんとかなるんじゃないかな、って思いました。

 

後半に関してはただ思ったことを羅列しただけなのでまとまりも減ったくれもないんですが、スターアライズを気に入ったのは伝わったかと思います。ぜひ買ってね!